03月18日 23:59
「家畜祭り」続編

スイス原産のBRUNE(ブリュンヌ)という牛です。
身体はグレーっぽい毛色で、正面を向いた大きな耳を持ち、口の周りは白くて、とても可愛い顔立ちです。
別名の「ブラウン・スイス」という名前に、聞き覚えのある方がいるかもしれません。
チーズ作りに非常に適したミルクを出すので、日本でも最近飼育数が増えているようです。
木次乳業では「ブラウンスイスの牛乳」を商品化されていて、パッケージには、こんな顔が印刷されていましたよ。
会場内では、色んな品種の牛に挨拶して、写真を撮らせてもらってきたんですが、大体どの牛さんも、「撮るよーー」というと、「はいはい」と顔を上げてくれました。
牛さんにも関西弁は通じるようです。

先日の記事で「藁のワイン」を紹介した、フランシュ・コンテ地方を代表する牛さんです。
MONTBELIARDE
(モンベリアード)
名前にMONT(山)がつくだけあって、山地原産の山登りが得意な牛さんです。
(斜面を競争したら、
私はたぶん負けます)
コンテ、モルビエ、モンドールなどのチーズの原料乳を出してくれます。
チーズ好きの間で、人気者。ABONDANCE(アボンダンス)
先日紹介した、TARENTAISEと並んで、サヴォワを代表する品種で、一緒に仲良く飼われていることも多いみたいです。
白いお面をつけたような表情が
可愛いですね。
ル・ブロッション、アボンダンス、ボーフォールなどのチーズが作られます。

そして、ル・ブロッションといえば、以前にも紹介したことのある郷土料理、タルティフィレット♪
地方別の展示館のサヴォワのコーナーで実演販売してました!
豪快ですね。
そして、お兄さんの後ろのテーブル席に設置されている器具は…

ラクレットオーブンです。
ラクレットという円盤状のチーズを半分に切り、断面をあぶって、ゆでたじゃが芋にかけて食べる料理「ラクレット」です。
ラクレットはチーズの名前であり、料理の名前でもあります。
スイス料理として有名ですが、国境をはさんでフランス側にあたるサヴォワ地方でもポピュラーな料理です。

テイクアウトで…という人には、こんな器具→
を使った「ラクレット屋台」もありました。
ハムとパンで、サンドイッチにしてくれていたようです。
想像するだけで唾液がわいてきます。

その横では、サヴォワのチーズが山積み。
手前はル・ブロッション。
奥がラクレットです。
こんなシチュエーションだと、買いたくなりますよね!

さて、「家畜館(勝手に命名)」に
戻ります。
この細かな斑もようのある白黒牛さんは、
Vosgienne(ヴォージェンヌ)
アルザス、ロワール地方にまたがるヴォージュ山地原産の牛です。
チーズ好きの方ならきっとピンとくる、「マンステール」の原料となる牛です。
そして、私が「マンステール」とよく呼び間違える「マロワール」の原料となるミルクを出す牛さんはこちら。ROUGE FLAMANDE
(ルージュ・フラマンド)
全身が濃い焦げ茶色です。
チーズの名前は似てても、牛さんは全然違いますね。
もう間違えないぞー。
このコたちは、フランス国旗のトリコロールのベルトをかけてもらってお洒落してました。
飼い主さんの愛情を感じます。

マロワール(正方形のパッケージ)と、マロワールを使ったタルト・マロワルです。
パリ農業祭は、このように地方別、動物の品種別に農産物、加工品、郷土料理を見て、食べて、買って、資料をもらえる展示会なのです。
本当に楽しいし、とっても勉強になります。
何日通っても、見尽くすことはできません~。
プロフィール
チーズくま(43歳)
吹田市在住の専業主婦。夫婦二人暮らし。「管理栄養士」「チーズプロフェッショナル」「教員免許」等を保有(実質ペーパーライセンス状態!)夫婦で食べ歩きするのが趣味です。
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ラクレットのオーブン初めて見ました。テイクアウト用の小さめの器具、これなら家でも使えそうですね。
牛も羊も色々な種類があって、それぞれの乳から色々な風味のチーズができていて、その味を楽しませてもらっていることに感謝ですね。
とても勉強になり、お腹も満たされて収穫たっぷりの農業祭、日本でもやってほしいな~
こんなに色々なチーズを生み出すなんて、さすが農業王国フランスですね。
でも、生きた牛さんは本当に可愛いですよ~。
チーズは、牛、山羊、羊たちのミルクからできているということを、実感できる良い機会でした。
日本でも開催してほしいですよね!
土地の個性を大事に守り続け、オリジナリティの高い農産物を作りつづけるフランスの人たちに、農業国の誇りを感じました。
このカレ県と、隣のソム県って「ハート型のチーズ」結構有りますよね?
こんなにチーズがいっぱいなら、絶対好みのチーズ見つけれます!
国立大の講師の知り合いが、二年間フランス・ローヌ地方の修道院系の大学に留学してました。
が、全然食事には苦労しなかったとか・・・・・何故?
「パンとチーズが美味しかったから♪♪」だ、そうです!
羨ましいーーーーー!!
どれもこれも楽しい記事で、どこにコメントしようか迷ったけど、ここに決めた!
農業祭は本当に素晴らしいですね。
昨年の時より山羊や牛の写真が多い気がするのは気のせい?これからまだまだパリの話題が続くのかな?
それにしてもトップの写真は見事なカメラ目線ですよね。(これがあればさらにハンコが作れそうだな…)
牛さんにも関西弁が通じるってのが笑える~。
関西弁は世界言語ですね。
で、(斜面を競争したら、私はたぶん負けます)にも笑わせてもらいました。間違いなくワタクシも負けますねっ。
それにしてもチーズくまさん、見るたびにお出かけの記事でスゴイ!
活躍の幅が広がっておられるので当然なのかもしれませんが、パワーを感じます♪
チーズくまさん、気力に満ちてるから大丈夫とは思いますが、また寒の戻りとかあるでしょうから、お体には気をつけて下さいね~。
このチーズの写真を拡大してみたら、「Rollot Brayon」という名前が書かれていました。
おっしゃるとおり、このあたりはハート型のチーズがよくみられますよね♪
農業祭には、種苗、ガーデニング関連の展示ブースだけで構成された展示館もありました。
それに、生きた動植物や物産、郷土料理を地元の人の説明つきで見られるって、きっとi-boshiさん好みでしょ?
毎年、農業祭の時期は航空運賃が安くなりますので、息子さんとご一緒の海外旅行をご検討の際には、ぜひーー。
確かに最近、外出続きです…。体調には気をつけたいと思います。いつも有難うございます!
ハート状は酪農工場製で、フェルミエは円盤状だそうです。
ロロも日本ではあんまり見かけないチーズですよねー。