「家畜祭り」続編

大人になっても可愛い顔
スイス原産のBRUNE(ブリュンヌ)という牛です。
身体はグレーっぽい毛色で、正面を向いた大きな耳を持ち、口の周りは白くて、とても可愛い顔立ちです。

別名の「ブラウン・スイス」という名前に、聞き覚えのある方がいるかもしれません。
チーズ作りに非常に適したミルクを出すので、日本でも最近飼育数が増えているようです。
木次乳業では「ブラウンスイスの牛乳」を商品化されていて、パッケージには、こんな顔が印刷されていましたよ。

会場内では、色んな品種の牛に挨拶して、写真を撮らせてもらってきたんですが、大体どの牛さんも、「撮るよーー」というと、「はいはい」と顔を上げてくれました。
牛さんにも関西弁は通じるようです。
おいしいチーズができます
先日の記事で「藁のワイン」を紹介した、フランシュ・コンテ地方を代表する牛さんです。
MONTBELIARDE
(モンベリアード)
名前にMONT(山)がつくだけあって、山地原産の山登りが得意な牛さんです。
(斜面を競争したら、
 私はたぶん負けます)
コンテ、モルビエ、モンドールなどのチーズの原料乳を出してくれます。

愛嬌のある顔チーズ好きの間で、人気者。
ABONDANCE(アボンダンス)

先日紹介した、TARENTAISEと並んで、サヴォワを代表する品種で、一緒に仲良く飼われていることも多いみたいです。

白いお面をつけたような表情が
可愛いですね。

ル・ブロッション、アボンダンス、ボーフォールなどのチーズが作られます。

大鍋!

そして、ル・ブロッションといえば、以前にも紹介したことのある郷土料理、タルティフィレット

地方別の展示館のサヴォワのコーナーで実演販売してました!
豪快ですね。

そして、お兄さんの後ろのテーブル席に設置されている器具は…
おなじみですね
ラクレットオーブンです。

ラクレットという円盤状のチーズを半分に切り、断面をあぶって、ゆでたじゃが芋にかけて食べる料理「ラクレット」です。
ラクレットはチーズの名前であり、料理の名前でもあります。
スイス料理として有名ですが、国境をはさんでフランス側にあたるサヴォワ地方でもポピュラーな料理です。

こんな器具もほしい


テイクアウトで…という人には、こんな器具→
を使った「ラクレット屋台」もありました。

ハムとパンで、サンドイッチにしてくれていたようです。
想像するだけで唾液がわいてきます。

買いたい!

その横では、サヴォワのチーズが山積み。
手前はル・ブロッション。
奥がラクレットです。

こんなシチュエーションだと、買いたくなりますよね!

白黒斑点
さて、「家畜館(勝手に命名)」に
戻ります。

この細かな斑もようのある白黒牛さんは、
Vosgienne(ヴォージェンヌ)

アルザス、ロワール地方にまたがるヴォージュ山地原産の牛です。

チーズ好きの方ならきっとピンとくる、「マンステール」の原料となる牛です。

つやつやの焦げ茶そして、私が「マンステール」とよく呼び間違える「マロワール」の原料となるミルクを出す牛さんはこちら。
ROUGE FLAMANDE
(ルージュ・フラマンド)

全身が濃い焦げ茶色です。
チーズの名前は似てても、牛さんは全然違いますね。
もう間違えないぞー。

このコたちは、フランス国旗のトリコロールのベルトをかけてもらってお洒落してました。
飼い主さんの愛情を感じます。

勉強になるなぁ
マロワール(正方形のパッケージ)と、マロワールを使ったタルト・マロワルです。

パリ農業祭は、このように地方別、動物の品種別に農産物、加工品、郷土料理を見て、食べて、買って、資料をもらえる展示会なのです。
本当に楽しいし、とっても勉強になります。

何日通っても、見尽くすことはできません~。

コメント(10) | トラックバック(0) | パリ旅行
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コメント
耳が正面を向いている牛さん、本当に可愛いですね。撫でてみたい~!
ラクレットのオーブン初めて見ました。テイクアウト用の小さめの器具、これなら家でも使えそうですね。
牛も羊も色々な種類があって、それぞれの乳から色々な風味のチーズができていて、その味を楽しませてもらっていることに感謝ですね。
とても勉強になり、お腹も満たされて収穫たっぷりの農業祭、日本でもやってほしいな~
投稿者 みさ 03月19日 15:26
健康に育てられた牛さんからできるチーズってホント宝物ですね~♪
こんなに色々なチーズを生み出すなんて、さすが農業王国フランスですね。
投稿者 ふき・らう 03月19日 15:49
みささん、そうでしょ?ブラウンスイスのミルクやヨーグルトは、国産の市販品が増えてきているようなので、大きなお店に行けばパッケージをご覧いただけると思います。
でも、生きた牛さんは本当に可愛いですよ~。
チーズは、牛、山羊、羊たちのミルクからできているということを、実感できる良い機会でした。
日本でも開催してほしいですよね!
投稿者 チーズくま 03月20日 00:58
ふき・らうさん、乳牛は健康でなければミルクを利用することができませんし、ちょっとしたストレスでも量や質が変化するのだそうです。
土地の個性を大事に守り続け、オリジナリティの高い農産物を作りつづけるフランスの人たちに、農業国の誇りを感じました。
投稿者 チーズくま 03月20日 01:01
マロワルの隣は、同じティエラシュ地方の「クール・ダヴェヌ」かな?
このカレ県と、隣のソム県って「ハート型のチーズ」結構有りますよね?
こんなにチーズがいっぱいなら、絶対好みのチーズ見つけれます!
国立大の講師の知り合いが、二年間フランス・ローヌ地方の修道院系の大学に留学してました。
が、全然食事には苦労しなかったとか・・・・・何故?
「パンとチーズが美味しかったから♪♪」だ、そうです!
羨ましいーーーーー!!
投稿者 ガルナッチャ 03月20日 02:28
ごぶさたでーす(1週間くらい?)♪
どれもこれも楽しい記事で、どこにコメントしようか迷ったけど、ここに決めた!

農業祭は本当に素晴らしいですね。
昨年の時より山羊や牛の写真が多い気がするのは気のせい?これからまだまだパリの話題が続くのかな?
それにしてもトップの写真は見事なカメラ目線ですよね。(これがあればさらにハンコが作れそうだな…)
牛さんにも関西弁が通じるってのが笑える~。
関西弁は世界言語ですね。
で、(斜面を競争したら、私はたぶん負けます)にも笑わせてもらいました。間違いなくワタクシも負けますねっ。

それにしてもチーズくまさん、見るたびにお出かけの記事でスゴイ!
活躍の幅が広がっておられるので当然なのかもしれませんが、パワーを感じます♪
チーズくまさん、気力に満ちてるから大丈夫とは思いますが、また寒の戻りとかあるでしょうから、お体には気をつけて下さいね~。
投稿者 i-boshi 03月20日 03:34
ガルナッチャさん、AOC以外のチーズもたくさんそろっていて、試食もできますから、きっと気に入ったチーズが見つかりますね。
このチーズの写真を拡大してみたら、「Rollot Brayon」という名前が書かれていました。
おっしゃるとおり、このあたりはハート型のチーズがよくみられますよね♪
投稿者 チーズくま 03月20日 22:17
i-boshiさん、ご無沙汰しております~。
農業祭には、種苗、ガーデニング関連の展示ブースだけで構成された展示館もありました。
それに、生きた動植物や物産、郷土料理を地元の人の説明つきで見られるって、きっとi-boshiさん好みでしょ?
毎年、農業祭の時期は航空運賃が安くなりますので、息子さんとご一緒の海外旅行をご検討の際には、ぜひーー。
確かに最近、外出続きです…。体調には気をつけたいと思います。いつも有難うございます!
投稿者 チーズくま 03月20日 22:36
「マロワル」と同じピカルディの「ロロ」なんだすね。
ハート状は酪農工場製で、フェルミエは円盤状だそうです。
投稿者 ガルナッチャ 03月21日 00:58
ガルナッチャさん、有難うございます。
ロロも日本ではあんまり見かけないチーズですよねー。
投稿者 チーズくま 03月22日 10:25
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プロフィール
チーズくま(43歳)
吹田市在住の専業主婦。夫婦二人暮らし。「管理栄養士」「チーズプロフェッショナル」「教員免許」等を保有(実質ペーパーライセンス状態!)夫婦で食べ歩きするのが趣味です。

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